【日記】7日目 経済的成功の真実とは➁
一時間に10倍のありがとうをもらう方法
パパは、高校生の時に初めてアルバイトをしたよ。
地元の旅館で、夏休みに部屋を掃除したり、配膳したりするアルバイトをしたんだ。
その時は時給は800円ぐらいだったと思う。特にお金に困っていたわけでもなく、どうしても欲しいものがあったわけでもなかった。
でも、仕事をしてお金を稼ぐ事は将来の為に社会勉強になるんじゃないかって思って、やってみたんだ。もし、君が同じように考えるときが来たら、アルバイトをする前に、次の事を考えてみてほしい。
時給800円のアルバイトをしている人が、1000万円稼ぐためにはどれくらい働かないといけないだろう?
そうだね。「10000000÷800=12500」で、12500時間だね。これを一日8時間、週5で働くと、一週間で40時間働く事になるね。という事は、12500時間を40時間で割ると、312週間って事になるよね。
1年は約52週間だから、「312÷52=6」で約6年くらい必要になるって言う計算になるね。もちろん、稼いだお金を一円も使わなければだけどね。
みんなはこれが正しい答えだって思っているよね。じゃあ、次は「円」をありがとうに変えて、考えてみよう。
「1000万ありがとうを稼ぐにはどれくらい働かないといけないだろう?」
どうだい?計算できたかな?きっと、計算しようとしたときに気付いたんじゃないかな?やり方によっては1時間でもらえる「ありがとう」いくらでも増えるし、いくらでも減ってしまうって事に。
そうなると、考える事がばかばかしくなるよね。でも、それが正解なんだ。
人からもらえる「ありがとう」は日によって、または人によって違う。一時間に800ありがとうのまま6年過ごすこともできれば、一か月で1000万ありがとうを生み出す人がいてもおかしくないよね。
でも、多くの人がそれに気づいていないんだ。時給800円のバイトをしている人のほとんどは、8000円必要になれば、10時間働くしかないと考え、実際にそうするんだ。
でも、本当にしなければいけないことは、一時間に10倍ありがとうをもらう方法はないか?という事なんだよね。
でも、その考えに一生気づかない人もいるんだ。今の収入の倍がほしいなら、倍働くしかないって考える人達。若いころから「時給」というシステムの中で仕事をしているから、そうなってしまうんだ。
パパが昔バイトをした時に、働いて稼ぐことが将来の為の社会勉強だと思っていたのに、その経験によって「時給」というシステムの考えになってしまった。そして、将来の成功の為の考えを失ってしまったんだ。皮肉だよね。
だからね、もしお金の為じゃなくて、本当に将来の為の社会勉強としてアルバイトがしたいのなら、無償で働く事、つまりはボランティアなどをする事が一番いいんだよ。
タダで、働く事はなんだか損した気持ちになるかもしれない。でも、お金の為でなく、純粋に誰かの為になりたい、誰かを喜ばせたいって思いながら働く人は、「あと何時間働いたら◯◯円もらえるから」なんて思いながら、いやいや仕事をすることには絶対にならないんだ。
むしろ、同じ時間を働いても「もっと人の為になる方法はないかな?」とか「「もっと喜んでもらえる方法はないかな?」ってどんどん自分で工夫していくようになるんだ。
そうする事で、将来同じ時間を過ごしても、多くの人からありがとうを言ってもらえる人に成長出来ているんだ。
だから、もし君がパパと同じように社会勉強の為にアルバイトをしようとおもったら、このことを思い出して、決断してほしいと思うよ。
多くの人は、成功を手に入れる為には、金銭的成功、つまりお金をたくさん儲ける事が必要だと思っている。そして、それはどうしても避けられない大きな課題だと思っているだろ?
「どうやってお金持ちになろうか?」
「どうやったら儲かるのか?」
「収入が多い仕事はないか?」
「楽して儲ける方法はないか?」
・・・・・・・・・・・・・・・などなど
そんな方法は簡単に見つけられない。そうして、だんだんと将来の事を考える事から逃げようと思う人が多くなるんだ。パパもその一人だった。
でも、君には今日という日を境に大きく変わって欲しい。
「儲ける方法」ではなく「ありがとうをもらう方法」を考えるように。
「ありがとうをもらう方法」を考えると、きっと「儲かる方法」を考えるより、いろいろと案が出てくると思うよ。
君の将来の夢が、「たくさん儲ける人」になることから「たくさんありがとうを言ってもらえる人」に変わることをパパは信じているよ。
パパは、今日もラーメンを食べたら、お店の人に「780ありがとう」をしてくるね。
今日で、日記を書き始めて一週間になったね。一週間読んでくれてありがとう。
これからも、君が幸せに生きる為の勇気となる事を、一つでも多く伝えていくよ。これからもよろしくね。
じゃあ、また明日。