【日記】6日目 経済的成功の真実とは?①
「円」の読み方をしっているかい?
パパは、今日も君に日記を書くことができている。ありがとう。
今日のご飯は何を食べたかな?君の好きなものだったかな。
パパは今日は、ラーメンを食べたよ。そう、君も知っているようにパパはラーメンが大好物だからね(笑)
パパは、ラーメンを食べてお金を払うときに必ずする事があるんだ。
それはね、店員さんに「ありがとう」って言う事なんだ。
そうするとね、パパはとっても得をするんだ。なぜかっていうと、「ありがとう」を言わなくたって、店員さんはお金を払ったパパたちに「ありがとうございました」って言ってくれるだろ?
でもね、その後にパパも「ありがとう」って言うと、必ず店員さんはもう一度「ありがとうございました」って言ってくれるんだ。
一回目は顔も上げずに「ありがとうございました」って言っていた店員さんが、顔を見て「ありがとうございました」って言ってくれることもある。
そうするとね、パパは普通の人が事務的な「ありがとうございました」を一回しかもらえないところを、2回もしかも、その内の一回は気持ちがこもった「ありがとうございました」を言ってもらう事ができるんだよ。
こんな事で「得」なんて思えないって思ったかな?
パパも昔はそうだったんだ、店員さんの「ありがとうございました」はあたりまえだって思っていたんだ。むしろ、逆に「ありがとうございました」が無かったら、怒っていたぐらいだ。
でも、違うんだある本を読んで「円」の読み方を知ったときに、パパは「ありがとう」を言うようになったんだ。
たとえば、パパが食べたラーメンは「780円」だった。君はこれをなんて読む?
もちろん「ななひゃくはちじゅうえん」って読むよね。
でもね「円」の部分には別の読み方があるってことを知ったんだ。
それはね
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「780 ありがとう」
「円」の本当の読み方が「ありがとう」?って思ったかな。そうなんだ。
例えば、パパがラーメンを君にあげたとするよ。そうしたら、つい「ありがとう」って言うんじゃないかな。
じゃあ、例えばパパが君に、最新の10万円ぐらいのスマホをあげたとしたらどうだい?ラーメンと同じ「ありがとう」になるかな?
きっと同じぐらいにならないよね。ラーメンだったら780ありがとうぐらいだけど、スマホだったら、10万ありがとうぐらいになっちゃうんだよ。
つまり、私たちは、ありがとうって言う代わりに、それに見合ったお金を払っているんだ。
どういう事かというと、例えばこのラーメンを、お金を払う事じゃなくて、はじめから自分で作らないといけないとしたらどうだろう。
スープの素、麺、ネギ、チャーシューなどを用意するって考えたかな?そうじゃないんだ。だって、それらもお金で買ってくるものだろ?
じゃあ、一杯のラーメンを作るために何をしなければいけないだろう?
そう、まず麺の原材料の小麦を育てなければいけない、その他にもネギやスープの元となる野菜を何年もかけて育てなければいけない。豚も見つけなければいけないし、チャーシューの味付けに使う、しょうゆは大豆を育てて、それを発酵させて・・・一体何年かかるんだろう。
もっと言えば、それを食べる為のどんぶりだって土から作らないといけない。箸も、鍋もなんだって初めから自分ひとりで作ることを想像してごらん。ものすごく大変だろ。
でも、君はその大変な作業の集合体であるラーメンを実際に食べる事ができるんだ。
そうやって想像したら、これを作るのに関わった人、一人ひとりに「ありがとう」って言わなきゃいけない気持ちにならないかい?
でも、実際には一人ひとりに会ってありがとうをいう事はできない。だから、代わりに最後にそれを届けてくれた人に、まとめてお金を払っているんだ。
そうして、君の780ありがとうが、ラーメンを作った一人ひとりに分けられて届けられるんだ。
小麦を育てた人に、君の「ありがとう」は届けられないけど、その人は君から「1円」を受け取ることになるんだ。世の中のお金の動きはすべてこれなんだ。
そう、欲しいものを手に入れる為にお金を払っているんじゃない。それに携わった人全員に「ありがとう」を届ける為にお金を払っているんだ。
つまり、お金を儲けるって事は、「ありがとう」を集めるってことなんだ。
だから、さっきパパが言っただろ、普通の人より「ありがとう」をもらって得をしているってね。
さあ、今日はここまでにするね。明日はお金を稼ぐことについてもう少し詳しく話するよ。
今日からいっぱい「ありがとう」を集めてみてね。
じゃあ、また明日。